週末公開の気になる映画など

今度の週末は三連休ですね。体育の日絡みなので、お子さんのいらっしゃる家庭では運動会かもしれませんね。

インドア派の人は映画館に行くのかもしれません。

休みが多いからか、公開予定の作品がたくさんあるのですが、その中でも私が気になるのは、次の4作品です。

●『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
『猿の惑星』幼い頃に見た覚えはありますが、ストーリーは、ほとんど覚えていなくて…ただ何故か強い印象のみ残っています…
で、どうやら今回の話は、最近の科学の事情や、撮影技術の発展により、以前は荒唐無稽だったSFになんとなく、それっぽい科学的根拠付けをした始まりの物語です。
なんだか、近頃『〜エピソード1』やら『〜ゼロ』とか『〜ファースト』『〜ビギニング』なものが流行ってるのかもしれませんが…たぶん、私くらいの年齢でパパになっている人が、自分の原体験を追って、息子を連れて映画館に行くのでしょう…なんとなく、娘連れはないだろ…と思います。
遺伝子治療の技術を使ってアルツハイマー病に対する治療法を発見した科学者が…その手法を猿に適用したら…驚異的な進化が始まった…的な導入のようです。
進化というのは何世代ものスパンで起こるものであって、如何に突然変異とは言え一個体の寿命の中で、進歩と言わず進化と呼べることが起こるのか?そこはSF感たっぷりなのですけど。
まぁ、アダムとイヴで始まった国の人たちは、なにかしらの発祥の源を奉りいのでしょうかね?
進化:EVOLUTION
一説によるとヒトとサルの遺伝子は99%近く同じだなんて説がありますが…ま、ヒトは体毛の薄い小賢しいサルの一種と思えば、別に大したこともなく…中には、どうしても人類の尊厳を保ちたいのか、もっと差があるという説もあり…詳しい所は何を何で割ったら何%になるのか知りませんですけど…
神が自らの姿にに似せてアダムを創りになった…でもって、その肋骨からイヴが生まれたなんて言うと、今時セクハラものですから…つうか頭でっかちの男らが、自らの姿に似せて神という概念を作ったんだろ!
つうか、生物学だか遺伝学だかの専門家ではないけど…たしかヒトの染色体は23対あって、そのうち一対が所謂、性染色体で、そこで男女の差が出るのであれば…23対つまり46本のうち1本がXかYかの違いなら…2%くらいの違いなんだから、異性の人はAnother Planetの異星人じゃ!(とんでも科学的に逆ギレしてみました)
というわけで…いやサルが進化してヒトを超えるのを心配する前に、ヒトが勝手に滅亡しないように気をつけた方がいいですよ。
最近、この手の仰々しいドキュメンタリー風味のフィクション多いよね。
けなしているのでなく、楽しめると思いますよ。
http://www.foxmovies.jp/saruwaku/
英語の原題は"Rise of the Planet of the Apes"
http://www.apeswillrise.com/

●『夜明けの街で』
私…実は…小説ほとんど読まないんですけど…東野圭吾原作の映画は、どこか何か心に引っ掛かるんですな…だからと言って、東野さんの小説にハマりはじめて、次の映画化の時には、原作本読み終わっていて…果たして、どのように映画化されるのであろうか?なんていう事態には幸か不幸か陥らないのでした。
いや、東野圭吾さんの本の愛読者の方…いらっしゃったら、ごめんちゃい。ついでにゴメンナサイ…こないだまで、「あずまの」って読んでました。私の中で「ひがしの」…と聞くとヒガシノリ=東野幸治なのです。
ついでに…ついでは失礼…ごめんなさい。芦田愛菜ちゃんの名前、ついこないだまで「あいな」だと思ってました…「まな」ちゃんですね。
全然、映画と違う方向の話をしていますけど…なんていうか…どこかでも書いた気がするのですが…推理物とかサスペンスものって、原作読んでたら、トリックというかカラクリというか伏線のネタバレするじゃないですか

…で「劇場版オリジナルの結末!」的な映画も散見されるのですが、それって、また原作の世界を壊してない?的な意見も出ると思うのね。いや、別に私が小説を読まないことの言い訳しているわけではないですよ。
東野圭吾さんは乱歩賞で直木賞で『夜明けの街で』の原作本は200万部だか売れてるらしいですから、100部も発行してない素人メルマガ作者の言うことは笑ってください。
で、原作知らない私は「原作:東野圭吾」「主演:岸谷五朗、深田恭子、木村多江」というのを映画のチラシで見て、いい加減に一押ししております。
http://www.yoakenomachide.jp/index.html
『麒麟の翼』も楽しみ〜

●『ツレがうつになりまして。』
さぁ…どっちが、先か後か分かりませんが…ツレさんがうつになってた頃は…私もうつになりまして……あ、出版は先かも知れないけど、ぼくがこの作品を見つけたのは…たしか…既に自分がうつの時で…なんか書店で平積みになっている本を見て…「うつって流行ってるんだぁ」でも、この本を手にしたら、自分がうつだと認めたことになってしまうのでは…という、まぁ、今の私に言わせれば、そういう発想…うつでないですか?と突っ込みますな。精神科医ではないですけど。
ほどなく精神科で「お仕事、休みましょう」と言われて、1年4か月休職しました。復職に向けて、主治医に図書館通いを進められたのですが、私はなんでか映画館通いしてしまって今に至る…みたいな。
なんだか、未だに精神安定剤とか抗不安薬、抗うつ薬、向精神薬、睡眠導入剤やら飲んでますけど…これは効いてるという実感はありません。主治医が言うには、エンジンのオイルみたいなものだから、焼き付かない程度に効いてるのがいいそうです。
というわけで、マンガ家の細川貂々さんと、そのツレの望月昭さんの、体験に基づくエッセイ漫画の映画化なわけです。元うつ患者のツレさんは、今は『こんなツレでゴメンナサイ。』って本を出してますし、良くなられてからは、お子さんを授かり、妊娠エッセイ、育児エッセイと、続々作品を発表されています。
宮崎あおいが妻でマンガ家のハルさん、堺雅人さんが旦那のツレさんで映画化です…あれ?宮崎あおいさん…こないだ『神様のカルテ』でもハルさんだったような…
http://www.tsureutsu.jp/index.html
なお、余計なお世話ですが、うつよりもアルコール依存な方やご家族は、西原理恵子さんのマンガや旦那さんで戦場カメラマンの故・鴨志田穣さんの作品を見たり読んだりお勧めします。『毎日かあさん』(小泉今日子&永瀬正敏)か『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(永作博美&浅野忠信)で映画化もされています。

●『Coming Out Story』
いわゆる、性同一性障碍…トランスジェンダーの人がSRS(Sex Reassignment Surgery:性別適合手術)を受けて自意識としての性に合った体を手に入れる話です。
果たして…これは差別的な意図はないのですが…ヒト以外の動物にどれほど性別の自意識があるのか不明ですが…ヒトの場合は、遺伝子的な性、自意識としての性、社会的役割としての性、服装や振る舞いとしての性、恋愛対象の嗜好にかんする性とかとか、まぁ、ややこしいわけです。
昔ならなんとなく闇に押し込められていたであろう、この種の話題が、ふつうに映画化される。
テレビには、昔ならミスターレディ・ニューハーフ…最近は、おネエMAN…厳密にはそれぞれ、なんやかや違うのでしょうけどが、キャラ全開で歯に衣着せぬ物言いをする。オープンになったのか、世間の許容度・寛容度が上がったのか、はたまた依然、色モノ的な扱いなのか…しかし、タレントとしての才がある人はともかく、「ふつうに」自分の性意識と身体の不一致に悩む人たちは、切実な問題を抱えて生きているのかもしれません。
ま、「ふつう」ってのが、実は概念だけの存在なのですが、その辺りに自覚的でない「ふつう」の人は、時として「自分はふつうだ」「ふつうは正しい」「だから自分と違う人はおかしい」と半ば無意識的に異状になってたりするので要注意です。
私なんかは自覚的に偏人ですから、そんな私に「ふつう○○ですよねぇ?」と同意を求めに来る「ふつう」の方には「あなたの考える『ふつう』とは何ですか?」と聞きたいのですが、「ふつう」そのような物言いは「面倒くさい」と思われて「ふつう」の人は「ふつう」答えないので、私は「そういうこともあるでしょうねぇ」とテケトーなことを「ふつう」言います。
http://tokyo-lgff.org/2011/

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当時の本 村上春樹って、ノーベル文学賞もらえなかったんですか?私の姓は村上ですが、春樹さんにも龍さんにも関係ございません。てかスミマセン『風の歌を聴け』と、あと心理学者の故・河合隼雄先生」との対談くらいしか読んだことありません。『ノルウェイの森』の映画は見ましたが、重たかったです。
当時の世 電車の中でDSやPSPを見るより、スマフートフォンを触る人をよく見るようになった気がする。
近頃の私 後輩が私くらいのレベルになったら引退しようかな…と思っているが、差し支えなければ飽きるまで今の仕事をしたいと思っている。