- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: 新書
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というのは私のことで。
思想を説こうとすると、世間は、そんな哲学的なことが現実の何に役に立つか。と検討の余地なしに一蹴される。でも、その「現実に役に立たない」という考え方が、もうすでに哲学であることに世間は無意識である。
たまに、人の所作を見ていて思う。実は、この人はしたたかで、いろいろ分かって、こういう態度を取っているのではないか?もしかして、そんなことを思ってる私が、単に不器用なだけなのではないか。と。
なんだか禅問答か、屁理屈かと思う人も多いかもしれない。いや、先生があとがきで、この本は売れないと書くが、この本を手に取って、買ってしまう人は、まず、間違いなく確信犯だと思われる。いや、犯と言っても世間と折り合いが付くのならば、罪はない。