- 作者: 藤原新也
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2003/08/07
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
著者は写真家の人らしいので、目の人であり、行動の人である。そこで感じたことが書き付けられている。
どこか、その、日本的な、宗教観、死生観、自然観が、にじんでるって感じがして、読んでて時折、グッときた。私自身は、人の臨終に立ち会った経験はなく、人の死と言っても、幼い頃に、母方の祖父の死に顔を見て、焼き場のバーナーで吹っ飛んで、どれがどこの骨か分からない骨をひらった記憶しかないのだけれど、なんかこう、じんわりとグッと来た。