客は狂わずにマニアかもしれない。

災い転じ?代役版も公開へ ウルトラマンコスモス2

 主演俳優が逮捕され、一時公開があやぶまれた映画「ウルトラマンコスモス2 ブループラネット」が好調だ。配給元の松竹によると、公開から1カ月で興行収入が約8億円と、前作「ウルトラマンコスモス」の5億2千万円を超えた。7日から、主演俳優の降板に備えて急きょ撮影したリメーク版も公開する。

 コスモスに変身するムサシ隊員役の杉浦太陽(たかやす)さんが恐喝と傷害容疑で逮捕されたのは6月14日。映画は試写も終え、公開を待つばかりになっていた。松竹は4日後、少年を代役にすえたリメーク版の制作を決め、1週間で撮影した。

 その後、杉浦さんは恐喝容疑が起訴猶予、傷害容疑が不起訴となったため、オリジナル版を公開した。松竹は好調の理由について、「騒動で『ムサシがんばれ』という子どもらの声が高まった」としている。

 一方、ウルトラマンシリーズのファンからは、リメーク版の公開を求める電話やメールが松竹に相次ぎ、7日から「ムサシ(13才)少年編」として、東京、大阪、新潟、愛知、福岡、北海道の計9館での公開を決めた。担当者は「苦肉の策のはずのリメークがレアものとなり、二重にうれしい」と話している。

=====以上、2002/09/03のAsahi.comより

子供の頃に見た番組がDVD化されたりして、改めて見ると、予想以上にチャチに見えたりする。いや、DVDという文明の利器が出る前から、積年を経た再放送(特に特撮、SF関連)は、そういう感がつよい。もっとも日常雑記的な番組だと、未来のはずのわれわれと、大差ないなぁなんて思う。

それはさておき、2大ヒーローのウルトラマンと仮面ライダー。
『仮面ライダー龍騎』の方は、映画で、最終話先行映画化。と言っているが、『ウルトラマンコスモス』は、あろうことか、TVで、最終話を先行映像化した上で、後日談である映画が流れているらしいのである(いや、自分は、見てないもので)。

おまけに、今回は、苦肉の作の差し替え予定版まで上映するという。
夏休みも終わったし、元よい子のみなさんや、よい子のママな方が見に来るのかもしれん。

レアさで言うなら、あえてDVDやビデオ化は控えるべきだが、、、
マニアというか、コレクタ的には、映画版には差し替え版の収録を、TV収録のDVDには、あの、勇み足最終2話を収録する方が、健全であるかもしれない。