戸籍って妙だなぁ。

性転換した性同一性障害、戸籍の性別訂正認められず

 性同一性障害の治療として国内で性転換手術を受けた人たち6人が、昨年5月、戸籍の性別訂正の許可を求めて家庭裁判所に申し立てていた問題で、このうちの1人が28日までに、許可を認めない決定を受けていたことが分かった。申立者は不服として高裁に即時抗告する方針。

 自分も訂正許可を求めている虎井まさ衛さん(38)によると、今回決定を受けた人は、埼玉医科大で女性から男性への転換手術を受けた。国内で公式な手術を受けた人が性別の訂正許可を求めたのは初めてで、判断が注目されていた。

 決定は性同一性障害について社会認識が広まっていることを認めつつも「現時点では、法的に訂正の根拠が認められない」と判断したという。

=====以上、2002/08/29のAsahi.comより

こないだ、自分の戸籍抄本ってやつを、初めて見て、「んん、結婚と親子関係がベースなのだなぁ。」と思った。でも同じ戸籍に載ってても、一緒に住んでない私。

思うに、夫婦関係や親子関係がベースの書類なのだから、社会的性のジェンダーとやらよりは、やはり、生物的性セックスの方の色が濃いようにも感じられる。

だとすると、性転換した人は、子供をつくれるか?なんていうことを問題にする人もいるに違いないわけで、ところで、なんで戸籍には性別を載せる必要があるのだろうか?わからん。

法的に「訂正」の必要が認められない。という表現に、「訂正」というからには、本来は正しいってことなのか?なんだか、ぼかしが入ってない映像を「無修正」っていうけど、あれ、ほんとは正しい姿を出すのだから、「修正」じゃないのか?と、いつもの屁理屈で思う。