「夜遊びのため家族皆殺し計画」祖父母刺した少年が供述
岩手県胆沢郡内の高校1年の少年(15)が、同級生ら友人と4人で、寝ていた祖父母にナイフで切りつけて重軽傷を負わせ、殺人未遂の疑いで逮捕された事件で、少年らは水沢署の調べに対し、「夜に外出すると怒られた。みんなで遊ぶためには家族を皆殺しにしようと思った」などと動機を話しているという。
調べでは、少年は日頃から、祖父母に夜間外出などを注意されていた。特に祖父が厳しく、少年は「帰宅時間が遅いとか、夜遊びをするなとか、何かとブレーキをかけた。おもしろくないので、殺そうと仲間と相談した」という。友人らも「このままではみんなで遊べないと思った」などと話しているという。
少年らは、事前に携帯電話で連絡を取り合い、17日深夜、家族が寝たのを見計らって少年が3人を家に招き入れ、1階の祖父母の寝室に入り、用意したサバイバルナイフなど3本で切りつけたという。祖父は頭や腕を切られ、一時重体になり、祖母も首に軽いけがをした。
少年は、18日早朝、約3キロ離れた林道で、両親が所有する車の中にいたところを捜査員に見つかった。少年は「自分は被害者。知らない人に車に乗せられて誘拐された」などと語っていた。
=====以上、2002/08/19のAsahi.comより
痛ましい事件であるし、夜遊びすると叱られるっていうのが、どういう叱られ方をしたのよくわからないのだけれど、なぜ、そう、あっさりと殺意につながるのだろうか。
叱られても、やり過ごすことだってできるだろうし、叱られるの覚悟で出かけるととか、こっそり抜け出すとか、いろいろやりようもあったと思うのだけどなぁ。
小さい時「怒られたぁ」と泣いていると、「怒ってないよ、注意してるんだよ」と言われた私。