はばかりながら

日本最古の「立ち小便禁止」 平城宮跡で木簡出土

 奈良市の平城宮跡を発掘している奈良文化財研究所は「此所不得小便」と書かれた木簡を見つけた。立ち小便を禁止する最古の看板という。

 木簡は長さ20センチ、幅5センチ。奈良時代の後半に取り壊された建物跡で出土した。「小便」の文字は不鮮明だが、赤外線で調査し、かすかに残っているのが分かった。

 大便、小便という言葉は奈良時代には、すでにあったとされる。「作業員らが建物の解体現場で立ち小便をするため、困った役人が掲げたのでは」と同研究所。

=====以上、2002/06/25のAsahi.comより

路上観察者の立場からすると、こういう禁止看板ってのは、事務的にというよりも、どこか妙な憤りのようなものが感じられておかしいのである。

立ち読み禁止と言われて、「じゃぁ、座って読んでやる」みたいな屁理屈を言う奴が、私一人ではたぶん違うのである。もっとも私は、ざっと見て気になれば、さっさと買って帰ってしまう方である。

奈良時代の高貴な方は、大小の便りのことを、なんと言っていたのだろうねぇ。
(17:53)