ストレス飲酒は遺伝子が関係か 独チームがマウス実験
ストレスでついつい酒に手を出してしまうのは、特定のホルモンと遺伝子が関係している。ドイツのマックスプランク精神医学研究所などの研究チームが、マウスを使った、こんな実験結果をまとめ、3日付の米科学誌サイエンスに発表した。
ストレスを受けた際、脳の視床下部などから分泌するコルチコトロピン放出ホルモン(CRH)に着目。このホルモンの分泌を細胞に伝える役目をする受容体遺伝子を壊し、CRHが正しく機能しないマウス9匹と、正常なマウス11匹を比較した。
ビールより少し濃い8%濃度のエタノール溶液と水のどちらも飲めるようにし、ほかのマウスに攻撃させたり、泳がせたりして、アルコール摂取量を調べた。するとストレスを加えて3週間後から、遺伝子を壊したマウスの摂取量はそれまでの約3倍に急増。6カ月間、その状態が続いた。正常なマウスの摂取量は変化がなく、ストレスを与えない場合は、いずれのマウスも摂取量は変わらなかった。
東北大学大学院の井樋(いとい)慶一教授(神経内分泌学)は「ストレス反応による飲酒行動と脳内のCRH受容体の関連性はこれまで知られておらず、非常にユニークな視点だ」と話している。
=====以上、2002/05/03のAsahi.comより
遺伝子のせいにして飲みそうになるのはなんだな。
ネズミでもストレスを与えるとアルコール飲むのか。
かのミッキーさんもそうなんだろうか。
あ、俺は、「ついつい」じゃないか。