キーはどこだ

歌い手のテンポに合わせるカラオケ開発 夏にも登場

 歌い手に合わせて自動的にテンポが変わるカラオケをタイトー(本社・東京)などが試作し、2日発表した。マイクから入力される大量の音声データをリアルタイム処理する技術を応用した。夏にも製品を売り出す予定だ。

 これまでのカラオケは手動でテンポを変えることはできたが、ギターやピアノの演奏家が歌い手に合わせるような高度な芸当は無理だった。

 試作カラオケに使われた技術は、マサチューセッツ工科大のバリー・バーコー教授が開発した「Cサウンド」という電子音楽用コンピュータープログラム。大量の音声データを高音質のまま瞬時に分析、編集と再生をする。

 このプログラムを使ったパソコン用音源ボードを開発し、カラオケ装置と組み合わせた。情感をこめてゆっくり歌えば、それに合わせたスローテンポになり、生演奏で歌っている感覚を味わえる。カラオケが苦手という人の助っ人にもなりそうだ。

 また、この技術は音程の変化にも自動的に対応できる。しかし、音程は曲調に密接に関係するので、同社は「音楽性がゆがんでしまい、自分の歌とは感じられなくなるため、当面は商品化しない方針」という。

=====以上、2002/04/02のAsahi.comより

なるほど。歌い手のペースに合わせてくれるのか。たとえば、歌詞と歌詞との間合いを長くとるようなケースの場合は、調整するのに使うべき入力が存在しないのだから、難しいのだろうな。無音という音。「しーん」

音程も合わせられるけど、やらないそうな。ま、歌い慣れている人なら、歌い始めに得意のキーに上げ下げするのだろうからいいか。音痴の味も伴奏がしっかりしてた方があるか。ん?「明日があるさ」の花子さんのパートは伴奏も変わっていたっけか。