歯を大切に

キシリトールとリカルデント、比較広告で対立

 ロッテとワーナー・ランバートが、板ガムの品質と広告方法をめぐって対立している。歯の修復力で「2倍の効果」の比較広告を展開するワーナーは、ロッテが広告の掲載を妨害したとして公正取引委員会に調査を申し立てた。ロッテはワーナーの実験方法を問題視し、別の実験で自社製品の優位を強調する。正反対の2つの結果は、消費者を混乱させそうだ。

 問題の発端はワーナーのリカルデントガムの広告。ロッテのキシリトールガムと比較した結果、「2倍の効果」とポスターにうたう。2月中旬から展開を始めた。ロッテの妨害の内容については明らかにしていない。

 虫歯は歯のエナメル質が溶けることでできる。両製品ともエナメル質を修復する効果を持つとして厚生労働省の特定保健用食品として認可された。問題は「どっちの機能が高いか」だ。

 ワーナーは、オーストラリアのメルボルン大学歯学部と共同で両製品を比較。男女10人にガムを1日7回1週間かんでもらい、修復効果を2倍と結論づけた。一方、ロッテは東京歯科大との共同実験で、キシリトールガムの効果が1.5倍高いと分析。「人の口の中の環境は毎日違うため、ワーナーの実験結果は正確でない」と主張する。

=====以上、2002/03/22のAsahi.comより

くだんの比較広告というのを見たことがないのだけれど、私はここ数年、キシリトールの方を利用している。1.5倍だか、2倍だかの修復力の、その1倍というのはどれくらいのものなのか知らんが、もう虫歯になって穴が開いてるところは、歯医者さんに行くしかないのであろうなぁ。