反物質

あべこべ世界が存在しない証明の現象、直接観測に成功

 茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)は11日、宇宙にあべこべの世界が存在しないなぞを解く「CP対称性の破れ」現象を、直接観測することに成功したと発表した。これまでKEKや米国の研究機関がB中間子を使った実験でこの現象を間接的に確認しているが、同中間子で直接観測できたのは初めてだ。

 KEKはB中間子(粒子)と反B中間子(反粒子)を大量につくり、加速器で実験を繰り返してきた。加速器の性能が上がり、今回は両者が壊れる様子を70個ほど観測できた。約4対3の比率で、反B中間子の方が壊れる頻度が高かった。

 宇宙の始まりには、粒子と、それと同じ質量で電気の正負などが正反対の反粒子が、同じ量あったとされる。しかし、現在の宇宙には反粒子からなるあべこべ世界はない。両粒子の振る舞いにCP対称性の破れという微妙な差があって壊れ方に違いが生じ、反粒子だけが消滅したとみられている。

=====以上、2002/03/11のAsahi.comより

はじめて、反物質の話を聞いた時、ぼくは、「反ぼく」と出会ったら消えてしまうのだろうかと思ったものだ。

私の仮説では、たんにたまたまであろう。ということだ。