絶対評価

指導要領満たせば小学校で2以上 通知表絶対評価の指針

 4月から小中学校の評価が、個々の子どもが学習目標に達したかで測る絶対評価にかわるのを前に、国立教育政策研究所は28日、各校が参考にする指針を公表した。調べたり発表したりする様子から、関心や意欲、考え方なども評価。学習指導要領が示す目標ラインに達していれば、小学校では「2」以上、中学校では「3」以上となる。

 指針は各校の参考資料にする建前だが、多くの学校が従いそうだ。家庭への通知表にも反映されそうだ。

 指針によると、教科ごとに「関心、意欲、態度」「考え方」「表現」「知識・理解」といった観点を設定して、ABCの3段階で評価。「おおむね満足できる」状態なら「B」がつく。これをまとめた全体状況として、小学3〜6年生では1〜3の3段階、中学校では1〜5の5段階で評定する。

 具体的な評価のポイントも例示。たとえば小学校算数の平行四辺形の面積の単元では「前に学んだ長方形の面積の求め方と関連付けて考える」と「B」。小学校国語の「書く能力」では「相手や目的を考えながら書く」「書こうとする題材に必要な事柄を集めている」などを示した。

 客観性を保つために判断基準を教員間で共有し、子どもや保護者にも説明するよう求めた。

=====以上、2002/03/01のAsahi.comより

評価者と、被評価者と、その評価結果を見る人がいる限り、絶対的な評価は難しいのだけど、いわゆる偏差値的に相対的に5段階だか3段階に分けるよりは個人個人別に評価するという意味だろう。

だけど、評価というのは基準があるからできるわけで、絶対評価しようと思ったら、40人いたら、40個、基準があるわけで、先生ごくろうさまです。

いや違うか、基準が一つで、平均点よりも良かったり悪かったりで評価じゃなくて、点数そのもので評価するってことだね。問題のつくりをちゃんとしないといかんな、じゃぁ。かつて私は、第一問の答えの値をずっと使うような試験を受けて、その第一問につまづいたおかげで、あとの設問が全滅になったことがある。あれは、絶対、先生の問題の出し方が悪かったと思っている。

小学校の時、「すすんで学習する」は、ずっと、3段階評価で「がんばろう」であった。私は、未だに積極性が足りない。三つ子の魂百までってやつか。