真似のオリジナリティ

「水戸黄門 第30部」で陰陽師役を演じるコロッケ

来年1月から始まる「水戸黄門 第30部」(TBS系)で、前作に引き続いて
レギュラー出演する。前作の「石坂黄門」をつけ狙う忍者から、今回は陰陽師役に。

物まねでは達者な芸を披露しているが、本格的な役者は黄門シリーズが初めて。
「演じることって難しい。物まねと違ってお手本がないから」

金次第で動く冷酷な刺客のすごみを、目でどう表現すればいいのか。答えを昔の
時代劇映画に見つけた。「今のドラマにはない細かい目線があって、勉強になった」

手探りの現場も「ちょっと余裕ができた。陰陽師は一生懸命やっていながら、どこか
こっけいさもある、と表現したい」と話す。

「目立って、ほかの人たちとのバランスを崩したくない。視聴者に不快感を与える
ことは避けたい。ボクは役者としてもやっていきたいし」と意気込みは熱い。

=====以上、2001/12/12のAsahi.comより

以前、「学ぶ」という単語は「まねる」から来たと聞いたことがある。

コロッケさんの物まねは、物まねでなくて、元ネタを誇張してるので、すでに
まねではないという説もある。

昔、クイズ番組の問題のなかで、チャップリンがチャップリンのそっくりさん
大会に出場したら2位になったというような設問があったのを思い出した。

あんまりテレビを見ない私であるし、どのみち、実在の黄門さんは、さほど
諸国は漫遊されなかったとも聞くし、真似はすでにオリジナルなんだよな。
あの番組。