怪獣の島

悪くて強くて怖いゴジラ シリーズ第25作15日公開

ゴジラシリーズ第25作「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」が、
15日から全国公開される。平成ガメラシリーズを手がけた金子修介監督が、
長年恋いこがれたゴジラにたっぷりと思い入れとアイデアを注ぎ、「とにかく
悪くて強くて怖いやつにした」と語る。

…略…

「大人になって怪獣映画を見ると、いろいろ突っ込みを入れたくなる変なところが
あるけど、最後のバトルになると頭がツーンとして楽しくなってくる。これは
自分でも作ってみたい、とずっと思っていた」

ゴジラの着ぐるみは過去最大の身長2.2メートル。そして白目の凶悪な面構えにした。
「相手の怪獣との大きさの違いを強調した。白目は、観客が感情移入しにくいようにするため」

ゴジラがビルを壊す時は、そこに人がいるショットをはさむ。「ゴジラを徹底的に
人間の敵にしたかった。でも、いくら怖くしようとしてもどこか愛敬がある。着ぐるみ
怪獣はその不可思議な味、ローテクの肌触りが魅力でもある」

なぜゴジラは日本にばかり来るのか、なぜ生物なのに普通の兵器では傷もつかないのか、
なぜ日本には怪獣がたくさんいるのか。物語では、怪獣映画にまつわる「なぜ」に、
金子流解釈で決着をつける。

「自分で怪獣図鑑を作っていた子供時代からの疑問。ウソでもいいから納得させてほしいと
思っていた。だから、ちゃんとウソをやろうと思った」

…略…

「ゴジラという歴史あるキャラクターを使えば、いろいろ制約はある。『ガメラ』の時も、
リアルさを追求したドラマだったので、カメの姿の怪獣っていうのがつらかったし。
でも制約を利用して作るのも面白い。今回は、怪獣の名前に漢字を当てて和風にしようと
努力した」。問題はキングギドラの「キング」。

「劇中でどうキングと呼ばせようか、これには苦労しました」と笑った。

=====以上、2001/12/10のAsahi.comより

そう、大人になって見ると、ちゃちかったりするんだよなぁ。って、一応、歳は
いい大人になってるのに見る私。みたいな。でも、最近は映画館には足運ばないや。

白目と黒目が同時にあると、たしかに、そこに人の表情を見がち。

なぜ、日本にばかり来るのか、それはきっと日本が生み出したからに違いない。
と勝手に思う私である。