暗号と意思疎通阻害

大戦の米国勝利に暗号ナバホ語貢献 担当者に勲章

第2次大戦中に米軍は、情報の一部を先住民ナバホ民族の言葉で暗号化して
伝えていた。これが勝利に貢献したとして24日、当時の暗号担当者ら
300人以上に、米議会の名誉勲章銀メダルが贈られた。

潜水艦をナバホ語で「鉄の魚」に、爆撃機をコンドルに置き換えて送信した。
ナバホ民族はアリゾナ州など米国の南西部に住むが、その言葉は彼ら以外には
ほとんど知られていない。
受賞者の一人、ニューメキシコ州のサミュエル・スミスさん(76)は、
「これでようやくアメリカ人になったような気がする」と語った。

戦時中は任務を隠すよう誓わされていた。その存在は、68年になって初めて公表された。

7月には硫黄島の上陸作戦でこの暗号を駆使した29人のナバホ民族出身の
海兵隊員が名誉勲章金メダルを受けており、それに続く受賞となった。

=====以上、2001/11/25のAsahi.comより

実際のオペレーションがどういう風に行われたか知らない。
私は愛国心が薄いし、民族意識ってのもよくわからん。日本にべったり住んでる
せいかもしれない。どっちかいうと、日本語が通じるかどうかが大事で、
同じ国家とか、民族とか、宗教とかで意識をわけない。だいたい、同じ日本語を
使っていても、仕事上、ミスコミュニケーション、意思疎通の失敗がある。

私思うに、当時の暗号担当者にとっては、暗号解読技術は特になかったのでは
ないか?(もし、あったらごめんね)だって、彼らは暗号ネイティヴなんだもの。

だが、しかし、それが勝利に貢献したのならば称えられるべきだと思う。
たとえ、「名誉」であるにしても、
だけど、戦争って避けられないのだろうか。

競争を、競走と書き換えて済む話じゃないよな。と思う。