人はどこまで自然だろうか

クローン人間禁止へ 国連で条約づくり目指す

国連総会第6委員会(条約・法律問題)は19日、クローン人間禁止条約づくりを
求める決議案を採択した。総会でも採択は確実で、国際社会はクローン人間禁止に
向けて足並みをそろえることになる。

決議案はフランスとドイツが中心に提出。「一部の研究所や研究者が近くクローン
人間づくりを実行すると表明したことは、深刻な問題を引き起こしている」として、
条約づくりのため、倫理問題を検討する委員会を設けるよう求めた。

合意を得やすくするため、目的を「生殖目的のクローン人間づくりの禁止」に絞り、
「03年には条約の文案交渉に入ることが望ましい」(フランス)としている。

第6委員会の討論では
「人類の尊厳を損なう。法的拘束力のある手段(条約)が必要だ」(ドイツ)、
「社会秩序の維持からも深刻な問題で、国際社会は決して許してはならない」(日本)
など、賛同が相次いだ。

イタリアや米国の不妊治療専門家グループ、カナダに本拠を置く新興教団がクローン
人間を誕生させると宣言。各国で歯止めの必要性が議論されている。日本では6月に
施行されたクローン技術規制法で禁止された。

=====以上、2001/11/20のAsahi.comより

さほど深刻に考えたことがないのだが、
自分が自分であることを保証するのもあやしげなので、人間の尊厳だとか、秩序
だとか言われてもよく分からない私です。

単に生殖目的であれば同意が得やすいというのもよく分からなくて、初期の場合は、
当然、研究目的なのではないかなんて思ったりして。

人はどこまで自然でしょうか。