合成保存料無添加

無添加強調のコンビニ商法に添加物協会自粛要請

保存料や合成着色料の無添加キャンペーンを始めたセブン−イレブンに、
味の素などが主要会員の日本食品添加物協会が自粛を申し入れた。
添加物が現代の食生活を支えているとする立場から、「無添加の強調は
添加物への信頼性を損なう」と主張。セブン−イレブンは「消費者に支持
されている」と突っぱねている。

…略…

ここ数年、無添加を強調する食品表示が目立ってきたことに「量と使い方のルールを
守れば有用なのに、このままでは添加物イコール悪者というイメージが広がる」
(協会幹部)と、いら立ちを募らせていた。

昨年末、協会が東京、大阪のスーパーやコンビニで調べたところ、(1)合成着色料
だけ使っていない商品に「無添加」と書いて、すべての添加物を使っていないと誤解を
与える(2)根拠もないのに添加物の安全性を否定する(3)消費者の不安感を利用
するといった例がたくさん見つかったという。

このため、今年9月の常任理事会で、こうした表示の「自粛」を会員各社と食品関連
業界に求める見解をまとめた。

セブン−イレブンは会員ではない。しかし、「コンビニ最大手であり、影響が大きい。
ほかのコンビニなどが追随する動きも見える」と、10月下旬、異例の文書申し入れに踏み切った。

セブン−イレブン広報室は「今回の商品開発は消費者の要望を受けたもので、支持して
いただいている。事実を表したもので、誤解を招く表現ではない」などと今月初めに回答した。

今回の見解について、協会から報告を受けた厚生労働省は「明らかな不当表示なら問題だが、
取引上のことはコメントする立場にない」と静観している。

=====以上、2001/11/18のAsahi.comより

なんだか、どっちも被害妄想だねぇ。ま、商売あがったりなら、あながち妄想でもないか。

保存料や着色料がないものを食べたら健康になれるってわけじゃなし。
調味料はどのみちたくさん使うし、
人の手が入るから、人の文化であり、人なわけで、

保存が利かないなら仕入れ量のコントロールをしっかりしないといけないだろうし、
だとすると、じつにコンビニ的であるなぁ。と思う。