電子レンジの中には入らないが

電磁波の発がん予防対策を各国に要請 WHO

世界保健機関(WHO)の傘下の国際がん研究機関(IARC)は、高圧送電線や
電化製品などから出る電磁波(電磁界)について、見解をまとめた。「発がんの
可能性がある」としながらも、動物実験による証拠は不十分で、解明すべき課題は
あるという内容。電磁波の健康影響についてWHOは03年に新環境保健基準を
まとめる方針で、とりあえず10月、各国政府や電力業界に予防対策をとるよう伝えた。

WHOは96年から10年計画で「国際電磁波プロジェクト」を進めており、発がん性の
評価をIARCが担当した。日米欧10カ国の専門家21人が参加、数十の研究論文を
もとに、6月、フランスで開いた専門家会議で総合評価をくだした。

会議では、小児白血病に関する分析が「評価対象」に採用された。一般の家電製品など
から出るレベルの0.4マイクロテスラ未満の磁界に住む子供たちには発症の増加が
みられなかったが、0.4マイクロテスラ以上を居住環境で受ける子供たちは2倍になる、
という。

IARCの発がんランクは5段階あるが、電磁波は「発がん性あり」「可能性が高い」
に続く3番目の「可能性あり」とされた。そのうえで、「統計的な疫学研究には信頼できる
証拠があるが、動物実験の証拠は不十分」とする見解をまとめた。

…略…

=====以上、2001/11/05のAsahi.comより

可能性がある。などと言われると、生きてれば、死ぬ確率は100%である。
だからと言って、今すぐ死ねと言われると、ちょっと困る。
どう困るかと言われると、それもまた困る。

がんの告知の問題もあるだろうけど、いたずらに煽ってもしかたがない。
所詮、どんな環境にいても、悪くなる時は、悪くなる。なんていう言い方は
乱暴か。

とりあえず、普通の家電製品レベルについては有意な差はなかったようだ。

ぼくは、もう少し、ゆっくりと死にかけたい。いや生きて行きたい。