激しいゴルフスイングで脳こうそくに 学会で報告へ
ゴルフの飛距離をのばそうとクラブを思い切り振ったため、脳こうそくに
なった患者が相次いで見つかった。国立仙台病院の桜井芳明・副院長らが
８日、日本救急医学会で報告する。
桜井さんによると、同病院には、こうしたゴルファーがこの２年間に４人、
救急車で運ばれてきた。いずれも男性で５０代が１人、３０代が３人。
ハンディは２０から３６。
ゴルフ場や練習場で、ドライバーや５番アイアンを振っている時に突然、
後頭部に激痛が走ったという。おう吐し、手足がまひで動かなくなった人もいた。
４人とも首の頸椎（けいつい）の横を通る動脈が傷ついていた。血管の壁が
こぶのように膨れ、脳への血流を妨げていた。
首や肩にかなり力が入った状態でクラブを振り回し、首を急にひねったため、
動脈がねじれたとみられる。
入院は最長２カ月半。完全に快復した人もいるが、足にふらつきが残った人もいる。
退院後、全員ゴルフを控えている。
「下手な人ほど球の行方が気になって頭が動く。飛ばそうと力まかせにクラブを振ると、
首には相当の負担がかかる。タイガー・ウッズの活躍が『飛ばし屋』へのあこがれに
拍車をかけたのでは」と桜井さんは話す。
肩の力を抜き、頭を動かさないように正しくスイングをすれば、けがはしないという。
=====以上、2001/11/04のAsahi.comより
頭を動かさないようにスイングするのは、ケガ防止のためにも必要なのね。
４人で果たして、統計的な意味があるかは疑問だけど、ハンディが２０から３６
って「下手な人」なんですかね？で、事故は必ずドライバーや５番アイアンで
起こるのでしょうか。私はゴルフをしないので、よく知りませんが。
タイガー・ウッズは悪くないぞ、先生。っていうか、トッププロに憧れるのは
いいけど、自分と同化するのは、なんだな。
頚椎は漢字で書くけど、梗塞は書かないのね。
