黒人差別撤廃の象徴だったバス、６０００万円で落札
座席を白人に譲るよう迫られた米黒人女性ローザ・パークスさんが拒み通した
ことで知られる「黒人差別バス」が２６日競売にかけられた。自動車史が専門
のヘンリー・フォード博物館が４９万２０００ドル（約６０５１万円）の高値
で競り落とした。
パークスさんは５５年１２月、アラバマ州モントゴメリーの通勤バス内で、
席を白人客に譲るよう運転手に求められた。座り続けたパークスさんは、
駆けつけた警官に条例違反の現行犯で逮捕され、怒った黒人たちが１年に及ぶ
バス乗車拒否運動を展開。全米の差別撤廃運動のきっかけとなった。
バスは何度か転売され、物置として粗末に扱われた時期もあった。黒人史研究
団体や博物館など４５の個人や団体が応札した。
=====以上、2001/10/28のAsahi.comより
「黒人差別バス」と書かれると、え？そんなバスがあったの？と一瞬
思ったのだけど、どうやら有名な差別事件が起こったバスということらしい。
条例違反で逮捕されたというのは、はて、条文に差別行為が規定されて
いたということだろうか。怖いなぁ。
時折、ふざけて、いわゆる優先座席というのは、健常者差別だ。などと
言ってみるが、健常者が健全な精神を持ち合わせているかは甚だ疑問で、
健全な精神を持っているなら、ご老人や、妊産婦さん。身体に障害のある
人に限らず、席を譲るのは正しいことだろう。
電車の優先座席よりも、バスの優先座席の方が、意識的に席を空けられてる
気がする。市バスなんかだと高齢者にはフリーパスが出てるとこもある
だろうから、そういう意識は高いのかもしれない。
私はあの、電車の席の窮屈そうな様子が、あんまり好きでないので、
ガラガラな時以外は、たいがい立っている。
