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石川啄木の犯歴、一転公開へ 借金返さずと取り調べ

内閣府情報公開審査会は2日、石川啄木の犯歴を公開できないとした
盛岡地検の決定を取り消す答申を出した。

啄木は1906年、友人からの借金を返さなかったとして、横領容疑で
当時の盛岡地裁検事局に取り調べを受けた。罪状は軽微として不起訴に
なったが、その記録は現在まで残り、82年に盛岡市で開かれた企画展で、
処分内容の書かれた検務事件簿が公開された。

今年4月施行の情報公開法に基づき、この事件簿の開示請求が出され、
盛岡地検は5月、「犯歴の有無という個人情報にあたる」と、不開示にした。
請求者がこれを不服として審査を求めていた。

決定取り消しについて答申は(1)啄木自身が著書で取り調べを受けた事実を
明らかにしている(2)企画展で地検が自ら事件簿を公開している
(3)図録が写真撮影され新聞記事に掲載された−−などを理由に、事件簿が
不特定多数の知りうる状態にあることを指摘。慣行として公にされている情報に
あたると判断した。

=====以上、2001/10/03のAsahi.comより

はたらけど、はたらけど、、、、で随分、苦労人というイメージのある
石川さんは、たしかに、苦労されてたのだろうが、生涯にわたり、借金を
繰り返し、踏み倒し続けたのだという。

そんな石川さんは、わたしより若い年齢で亡くなっているので、20代が、
晩年ということになる。

教科書に載ってる写真は、なんだか真面目に目を細めて写ってるので、
とてもまじめなのかなぁと思えば、んん。たしかにおおまじめに、借金を
しては、踏み倒し続けていたのである。

有名な人は、たいへんであるなぁ。事件簿の内容が慣行として公にされている
とされてしまうのは、もっとも、ご自分でも著書に書かれていたようだし、
自分自身を笑い、世を笑っていたのかもしれない。

大真面目に不真面目で正直。というのは、私が模索中のコンセプトである。