紙のお金

駅券売機での高額紙幣使用制限、広がる 偽札出回り

神奈川県や埼玉県の駅の自動券売機で偽1万円札が見つかったことから、
首都圏の主要鉄道会社で、券売機での高額紙幣の使用制限が相次いでいる。
偽札が一足早く出回った関西圏を含め、4日現在、使用制限された自動券売機や
精算機は、17事業者約6300台にのぼる。大半は再開時期を未定としている。
JR西日本はこの日から順次使用を再開したものの、新たな種類の偽札が
見つかる可能性もあり、不安は消えていない。

警察庁のまとめでは、自動券売機などで使用された偽1万円札は93枚。
大阪府内で先月末に75枚が、埼玉県、神奈川県のJRや私鉄の駅で今月2日に
18枚が見つかった。

このため、まず関西各社が、1万円札などの使用制限に動き、関東各社も3日から
軒並み、「停止」した。

東西ともに、駅では社員が窓口を案内したり、両替用の札を準備したりの対応に
追われている。「実害を受けていない」と、使用制限に踏み切っていない事業者も
社員の巡回を増やすなどしている。

4日から順次再開したJR西日本と、5日からの阪神電鉄、10日からの近畿日本鉄道
以外は、再開が遅れている。改修は、札を鑑定する券売機のソフトの変更などで済むが、
精度を上げ過ぎてしまうと本物も受け付けなくなる恐れもあり、各社とも設定は慎重に
なっている。

また、同じ会社の券売機といっても、何種類かの機械を使っている。「機種ごとに
対応が違うので、すべて対策を講じるには時間がかかる」といい、不便な状態は
しばらく残りそうだ。

=====以上、2001/10/04のAsahi.comより

出張の帰り、電車の切符を買おうとしたら、券売機に「現在、2000円以上の紙幣は
使えません」とハリガミがしてあった。2000円が使えないのは、今でもよくあること
だし、券売機に5千円や1万円を投入する機会も、あんまりない。個人的には、
なんだか使いづらいので、すぐ1000円に崩してしまう。

だから、1万円一枚で持つのと、千円10枚で持つのとでは、財布の中から消える
スピードが違う。

「精度を上げ過ぎてしまうと本物も受け付けなくなる」って妙な日本語だね。
所詮、紙幣は、紙切れだということか。