労災

スチュワーデスの腰痛は「労災」 東京高裁認定

旅客機の客室乗務員だった女性の腰痛と頸肩腕(けいけんわん)障害が労災に
当たるかどうかが争われた訴訟で、東京高裁は25日、原告敗訴の一審判決を
取り消し、労災と認める判決を言い渡した。鬼頭季郎裁判長は「腰痛などの
原因は業務にあった」と認定し、休業補償などを支給しなかった労働基準監督
署長の処分を取り消した。原告側代理人によると、客室乗務員の腰痛や頸肩腕
障害を労災と認めた判決は初めて。

訴えていたのは、元日本航空社員の塚本洋子さん(48)=東京都八王子市。

判決は、客室乗務員の業務について、「狭い通路や調理室で筋収縮を伴う
不自然な姿勢による作業が間断なく行われる」と指摘。衆人環視の中での作業は
精神的緊張につながり、食事、休息の場所、時間が十分に確保されないことも
あり、「腰や頸肩腕に相当の負担がかかる」と認定した。

一審の東京地裁判決は、客室乗務員の仕事で腰や肩など負担がかかることは
認めながら、塚本さんの勤務が平均的で、休日も取っていたことなどから
「業務が原因とまではいえない」と請求を棄却した。一方、控訴審判決は
勤務と対応するように症状が表れて次第に悪化しており、乗務以外の日常生活
には発症要因がなかったと指摘し、業務が原因と認めた。

塚本さんは74年に入社し、腰痛などが原因で80年11月から半年間休業。
東京都の大田労基署に療養補償と休業補償の給付を申請したが認められなかった。

=====以上、2001/09/25のAsahi.comより

また、字面ばかり捉えて申しわけないのだけど。

スチュワーデスって見出しだけだけど、新聞の用語として使うのね。と思った。
もう、これは婦人警官と同じくらいに定着してる語ということか、客室乗務員
とか、キャビンアテンダントってのもいまいち馴染まん気がするのは、ぼくが
あまり飛行機を利用しないからか。

頸肩腕傷害というのは、なんだろう。強度の肩こりみたいなもんだろうか。
どこぞの栄養剤のCMではないけど、目肩腰なんて呼び方はないのだろうか。

この頃、休日出勤や深夜残業を控えている私は、マウスの使いすぎで
指や手首が痛いと言っても、認められないだろうなぁ。