円安物高

世界一物価の高い都市は今年も東京

世界で最も物価の高い都市は、やはり東京でした−−。世界144都市の
海外駐在員を対象にした米コンサルティング会社ウィリアム・エム・マーサー
の3月時点の調査で、デフレが進んでも引き続き東京の物価が世界最高水準
にあることがわかった。

物価高の上位3都市は東京、モスクワ、香港の順だった。8位のニューヨーク
を100とすると、東京の物価指数は134で、1.34倍。内閣府の昨年
11月時点の調査で東京の物価水準はニューヨークの1.22倍だったが、
依然として高水準にあるようだ。

品目別で特に高いのは日用食料品で1.52倍で、続いてスポーツ・余暇
(1.46倍)の順だった。

昨年2位の大阪は今年は5位に下がった。東京も指数そのものは昨年の164
から下がっており、主に円安の影響でドル換算の価格が下がったためとみられ
ている。

物価が最も安いのはアフリカのマラウイ共和国のブランタイアで、東京の4分
の1の水準だった。

=====以上、2001/08/31のAsahi.comより

こういうの見ると、給与水準ってのもどうなるのだろうか。なんて気になる
わけで、物価が1.5倍でも、給料も1.5倍なら生活に困らないわけで、

「指数そのものは下がっており、円安の影響でドル換算の価格が下がったため、」
などと言われると、なんか数字のマジックで誤魔化されてる気がして、
でも、そこに妙な差がでるからこそ、外国為替「市場」なるものが存在するので
あろうな。

アメリカとの影響の大小によって、為替のレートも多少違うのだろう。

半分の物価の国から、出稼ぎに来て、仕送りなんかすると、実家は助かるの
かもしれないけれど、本人は物価の高い国で暮らすのは大変だろうな。

半分の物価の国に、赴任して、日本の水準で給料もらえたら、生活、楽
なんだろうか。ま、物価だけが生活を決めるのではないのは、言うまでもないが。

まだ原因の追究は済んでないみたいだけど、9/1歌舞伎町のビル火災。
土地が高いから、敷地の狭い窮屈な雑居ビルになっちゃって、火事で
大惨事になったりするのかもしれない。