ロボットの意識

人まねロボット、こんなことも 脳神経の働きをまねる

お手本を示せば、ダンスもテニスも自分で覚える人型ロボット「DB」を開発した
科学技術振興事業団「川人学習動態脳プロジェクト」(川人光男・総括責任者)は
30日、5年がかりの研究を終えるのを機に、国際電気通信基礎技術研究所
(京都府精華町)で実験を公開した。研究員がプラスチックの棒をバランスを取って
片手に立てるのをロボットに見せると、ロボットは頭部の小型カメラ二つでじっと
観察、そのあと腕をこまめに動かして器用にまねしてみせた。

このロボットは、人間の脳神経の働きをまねて動くように開発され、2年前から
改良を重ねている。人間がテニスの技などを身につけるのに、小脳が深くかかわって
いることなどを確かめるのに役立った。今後は、国内外の研究者グループに貸し出さ
れるという。

=====以上、2001/08/31のAsahi.comより

学ぶというのは、真似るの「まねぶ」からきた言葉だと聞いたことがある。
脳みそが巨大化したのは、いろいろなことをやることになって、その調整をする
ためだと聞いたことがある。その過程で、余剰機能として、意識という機能が
生まれたのだそうだ。

自意識過剰なんて言葉があるが、そもそも、過剰の機能として生まれたのが
意識なのかもしれない。

まねの上手なDBさんは、いずれ、「真似ばかりしててもなぁ」
と創造を始めるのだろうか。