テレビの見方

「テレビの見方」教えます 総務省が教材貸し出し

総務省はこのほど、小中学生がテレビの見方を学ぶためのビデオ教材や
指導書の貸し出しを始めた。ニュースなどの現実部分と、ドラマなどの
仮想部分を区別する能力を身につけさせることを目的に、中学・高校の
現場の教師らが教材をつくった。

子どもがテレビ番組の暴力シーンを見てまねるなど、少年犯罪の凶悪化の
要因との指摘もあるためで、ビデオと小中学校の先生向けの指導書の
それぞれ4種類を貸し出している。

ビデオは22〜94分で、子ども向けの「テレビ記者の1日」では、記者の
姿を通してニュースがどのように作られるかを学ぶことができる。指導書では
「CMとは企業の宣伝のこと」「ドラマの中のけんかは現実とは違う」など、
子どもたちがテレビの情報を正しく受けとれるよう、教え方のポイントを
まとめている。また、子どもたち自身で簡単なビデオ番組やCMを作り、
考えさせる教育法も紹介している。

欧米では、メディアの見方を学ぶメディアリテラシー教育が盛んだが、
日本では本格的な教材がなかったため、総務省が教材開発の研究を進めていた。
指導書やビデオの貸し出しや問い合わせは、全国の総務省総合通信局の放送課か
各教育委員会、総務省放送政策課(03・5253・5777)まで。

=====以上、2001/08/26のAsahi.comより

あの、ピカチュウ事件以来、子供向けのアニメや特撮では、番組のはじめに
必ず「部屋を明るくして、画面から離れて」みたいな注意書きがでるように
なったけれど、そういうテレビの見方ってわけじゃないのね。

確かに、ドラマの暴力シーンなんか、まだ、人のやることだから、自分にも
できてしまうと思ってしまうかもしれんが。

仮面ライダーにしても、スーパー戦隊にしても、ウルトラマンにしても、
敵が、怪人、怪獣であるだけで、ふるっているのは力である。

だからか、ウルトラマンコスモスは、普段は青く優しい、怪獣を殺さない
戦士として設定されているのか。

CMは宣伝であるけれど、作品でもある。

そんなに現実とテレビの中の区別がつかないのだろうか。いや、
小さい頃は、区別がつかないくらい、どっぷり浸かっているもんじゃないのか。
ぼくは嫌いな表現だけど、いずれ「卒業」するもんじゃないか?なんて思う。