高いキー

男性ボーカル裏声時代、なぜ? ヒット曲で大学教授解明

最近の男性ボーカルの声が、高くなったと思いませんか――。
ラルク・アン・シエルや平井堅などここ数年、裏声を使って高いキーで
歌う男性歌手が多い傾向に関心を持った大学教授が、なぞ解きを試みた。
ファッションにみられる男女差の薄れたユニセックス化と、携帯電話に
代表される「軽薄短小」が流行する価値観が影響、と結論。
26日のシンポジウムで発表する。

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顕著な変化が見られたのは90年代。男性の声の高さが急上昇したことだ。
60年代と比べ、カラオケでいえば六つキーが上がっていた。女性は
ほとんど変化がないため、男女差は縮まった。その結果、90年代以降は、
カラオケで男性歌手の歌を女性も男性と同じキーで歌うようになっている
という。

さらに、社会背景を絡め分析。50〜60年代に「黒い花びら」などの
ヒットを飛ばした水原弘は、「低音の魅力」が売り物だった。世は高度
経済成長の真っただ中。造船や鉄鋼など重厚長大型の産業が好調で、
たくましさや男らしさがもてはやされた時代だった。

変わって今は、インターネットや携帯電話に代表される情報化社会。
技術も「軽くて薄い」が人気。そんな風潮に合わせ、男性の声も野太くなく、
細く高くなった。50歳を超えた小田和正が今も人気なのは、高くて薄い
声質が時代にマッチしているから、とみる。

一方の女性。裏声を使って女らしく歌うことを求められていない。
小柳ゆきやMISIAなど表声を張り上げる歌手の活躍は、女性の社会
進出を映しているという。

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=====以上、2001/08/19のAsahi.comより

なんか、こじつけっぽい気がするけど、たしかに、以前よりは、高い声の
男性歌手ってのが、「男らしくない」という捉えられ方はされなくなってる
かもしれないなぁ。

でも、女性の歌のキーが下がったわけではないのだから、以前から、女性は
裏声を使ってたわけじゃないのね。だから表声を張り上げるのが社会進出を
反映していると言われると、それはちょっとねぇ。

女性歌手っていう存在が、社会進出の一つの形なわけで、結婚>引退っていう
形式、いわゆる寿退社みたいなのが、減ってきてるってのはあるかもしれん。

はっ!?もしや、環境ホルモンによる女性化?なんていうと、
もっと、こじつけ。