ヒュー、ストン便所

チベット聖地の「怖い」高地トイレ、ついに水洗化検討

中国チベット自治区の区都ラサにあるチベット仏教の聖地ポタラ宮で、
高名を馳せたトイレがついに大改造されることになった。チベット仏教の
最高指導者である歴代ダライ・ラマの宮殿だが、内外の観光客が増えるにつれ、
「怖い」「汚い」と悪評が広がった。国営新華社のニュースサイトによると、
水洗化が検討されているという。

「チベットで最も高低差のあるトイレ」。ポタラ宮のトイレの別名だ。
山の斜面にそびえ立つ宮殿にはトイレが5、6カ所あるが、いずれもくみ取り式で、
落差が最大なのは便座から便槽まで50〜60メートルもある。20階建ての
ビルに相当する高さだ。

「まるで飛行機からの空中投下のよう」。余裕のある観光客はこんな冗談を
飛ばすが、高所恐怖症の人は顔色を失うという代物だ。ライターや帽子、
カメラや携帯電話をうっかり落とすこともある。「ヒュー、ストン」。
その落下音に度肝を抜かれた外人観光客もいるそうだ。

・略・

トイレは300年以上の歴史がある。かつては訪れる人の大半は信者だった
ため、「こんな所で、なんておそれ多い」と、よほどのことがない限りは
ポタラ宮で用を足さなかった。つまり、我慢したのだそうだ。

それに、標高4000メートル近くとあって、気候も今より寒くて乾燥しており、
糞尿が「風化」する速度も速かったため、「トイレ問題」は表面化しなかった
という。

・略・

=====以上、2001/08/09のAsahi.comより

怖いと言うので、はたして、幽霊とか亡霊とか出るのだろうか。
なんて思ったら、深さ50〜60mもあるかというポットン便所だという。
それだけ高いとおつりをもらうこともあるまい。ポットンというより、
ヒュー、ストンなんだそうだ。どんな音がするのだろう。

どんな形の便座なんだろう。下の方は見えるのだろうか。
見えるなら、怖いかもしれない。

チベットの方だったっけ、お風呂入る習慣がないとか言ってたの。
風呂はトイレよりは習慣の部類に入るのだな。

雨が降らなくて取水制限があっても、トイレに水流すのやめるわけには
いくまい。水に流してなかったことにするのは、日本人の悪い傾向である。