恐竜の鼻の穴

「鼻が口に近い」恐竜は恐い?かわいい?米で新説

恐竜の鼻は、これまで考えられていた位置よりも口の近くにあったとする新説を、
米オハイオ大の研究者が3日発行の米科学誌サイエンスに発表した。この説が
受け入れられれば、映画や図鑑などに登場する恐竜の顔つきが一変するかもしれない。

せきつい動物の頭がい骨には、鼻につながる穴が開いている。恐竜の場合、
その穴が約60センチにもなるため鼻の位置は推測するしかない。

これまでは「恐竜は水の中で暮らし、鼻をシュノーケルのように使っていた」との説が
有力だった時代の名残で、頭頂部の近くにあると考えられてきた。

これに疑問を抱いたローレンス・ウイットマー博士は、鳥類やワニ、トカゲなど恐竜に
近い45種の動物で、頭がい骨と鼻の位置関係を分析。ほぼすべての動物で、
鼻は口元寄りにあることを突き止めた。

恐竜の頭がい骨の化石から、鼻につながる太い血管が口元に向けて通っていた痕跡も
見つけた。

「口の近くにあれば、前方のにおいをキャッチしやすく、鼻の穴を通る間に吸い込んだ
空気が暖まりやすくなるなど有利な点が多い」という。

=====以上、2001/08/03のAsahi.comより

この時期に記事になるのは、もしや「ジュラシックパーク3」の連動企画なんだろうか
なんて勘繰ってみたくなったりして。

昔の恐竜はいわゆるゴジラ立ちしてて、最近のはやや細身で前傾姿勢になってますね。
ハリウッド版GODZILLAはその、大型トカゲな前傾姿勢でした。おまけに動きが早い。
あんな姿勢で高速で動くと、腰や膝傷めないかなぁ、なんて思う。

博物館の復元模型なんか、新学説が確定したら組み直したりするのだろうか。

人類が滅亡したあとに、その化石を見つけた新生物は、果たして、その骨から、
人類が毛のないサルだと分かるだろうか。