習熟度別学級

「できる子は先に」 首相、習熟度別学級促進の演説

小泉純一郎首相は28日、札幌市内での街頭演説で「ある程度、習熟度別を
認めて、わからない子にはわかるまでちゃんと教える。できる子はどんどん
先に進むという習熟度別クラス編成を進めていくようになる」と述べ、
小中学校に習熟度別学級の導入を促進する考えを示した。

首相はまた、「ある程度、人間には違いがあって当たり前なんです。わから
ない授業ほどつまらないものはない。逆にわかる子はもう当たり前のことを
教えられて、これもつまらない。ある程度、小学校、中学校というのは、
ちゃんとわかってから進級させる」と習熟度別学級の必要性を訴えた。

習熟度別学級は教育改革国民会議が昨年末まとめた最終報告に盛り込まれて
おり、小泉首相も4月の自民党総裁選で公約に掲げていた。

=====以上、2001/07/28のAsahi.comより

児童、生徒の素朴な疑問。「学校の勉強が、将来、なんの役に立つのか。」
そう、たぶん、読み書きと四則演算ができれば、他の知識は余分のような
気がしないでもない。

私は、たぶん「頭を使う」練習をしてたのだと思っている。その授業の内容
そのものが必要だったのではないと思う。社会の授業で習った内容は、
社会そのものが変動するので、違ってたりする。歴史や古典はどちらかいうと
原典や資料に変化はないかもしれないが、読み手の自分が歳をとって変化して
しまう。

わからないのはつまらない。わかるとこだけやればいいじゃないか。
わかりきってるものはつまらない。別のこと考えてればいいじゃないか。

習熟度別学級と言っても、落第や飛び級ってわけじゃないのだろうから、
学年全体ではみんなで進級しましょうね。っていうのだろうな。

しかし、思う。仕事の「できる人」も仕事の「できない人」も混じって仕事を
しているのが、ふつうの会社であり、社会なのではないか。