将棋倒し

花火見物客、将棋倒しで10人死亡 兵庫・明石市

21日午後8時40分ごろ、兵庫県明石市の大蔵海岸からJR朝霧駅に通じる
歩道橋(長さ約100メートル、幅約6メートル)上で、花火大会の見物客が
将棋倒しになった。見物を終えて駅に向かう人と海岸に向かう人が入り交じっ
たのが原因とみられる。約100人が市内や周辺の病院に救急車で搬送された
が、明石市消防本部などによると、男女10人が死亡し、約90人以上が重軽
傷を負った。

明石市は午後9時、「明石市民夏まつり事故対策本部」を設置した。県警に
よると、死者のうち7人は2〜71歳で、うち6人が9歳以下だったという。
県警は主催者の明石市などから業務上過失致死傷などの容疑で事情を聴く。

・略・

=====以上、2001/07/22のAsahi.comより

海外のサッカーや野球の観客が将棋倒しで、というのは時折聞くけれど、
日本のお祭りで、これだけ多くの死傷者が出たというのは久しく聞かない。

結構大きな歩道橋のようだけど、駅に通じるのがそこだけだったらしく、
多くの人が集中して、まさしく殺到したのだろう。

祭りの盛り上がった感じは、ある意味、快であるかもしれないが、
異常であるとも言える。いや、盛り上がったせいかどうかは分からないけど。

で、そのお祭りの最中起こった事故を「業務上」という表記をしないと
いけないところに、なんか齟齬を感じる。

ご冥福をお祈りしようにも、冥土の存在が私には分からないので、
亡くなった方の家族の方には、お気の毒です。