再上場目前の敬老の日に0泊2日でJALでとんぼ返りして思ったこと:Return of J...

JAL再上場を9/19に控えた敬老の日に0泊2日でトンボ返りした日に思ったこと。

敬老の日の前日から実家に帰省してきました。
特に連休中だからということでなく、これまでJALを利用してきた一人として色々思いました。
いや0泊2日だったのは単に、眠れず徹夜で返ってきただけの国内旅行です。

まず、
・搭乗案内が迅速になった…日本人は席が決まっているのに搭乗口でダラダラ並ぶ。誘導がスムースになりました。
・ちょっと余分な大きな機体でなくなった…空気飛ばしても仕方が無いですからね。
・ヘッドフォンは必要な方が取っているあるいは配る…到着後の機内整備が効率化。
・そこそこ満員に近い搭乗率…上の機体の大きさと同じです。
・英語の機内アナウンスをしない…日本人だって何度か乗っている人なら言われることは分かってます。
・緊急時の器具の実演をしない…もちろん緊急時に備える必要はありますが、ビデオや冊子で充分です。
・客席乗務員の適度な緊張感の忙しさ…搭乗率もありますが、定時運行への意識が上がってました。
・良くしていこうという意志と行動…儀礼的でなく丁寧な応対に感じました。

再生中のJALを使いながら、不遜ながらそんなことを考えていました。
かつては、
私の職場で飛行機の出張と言えば、必ずJALでした。何故なら主な出張先が出雲だったのでJASしか飛んでなかったのです。
JASはJALに吸収されましたからね。

評価機の製造の前の検証には、必ず課長級の人(管理職でなく幹部社員と呼称するようになっていました)が同席して会議って感じでしたから、各部門の担当とリーダーや課長が集まって御一行様でJALに乗っていたわけです。

会社によっては、社用の出張でマイレージが貯まるのは駄目だなどとトンチンカンなことを言う所もあるようですが、そんなものは出張手当てから引いておけば良いでしょう。

その頃は、一泊二日も多く、宿泊手当を浮かせて小銭を稼ごうという人もいたので安い宿に付き合わされたこともあります。そこからは、景気の後退というか経費の削減で、泊るのであれば会社指定のホテル。但し、原則的には宿泊出張不可。日帰りで片づけて置くこととなり、最近は原則、出張は控えて、テレビや電話で会議。出張する場合も一件一人になりました。

現場を見るのはもちろん大事ですが、必ず、担当者と課長級が立ち会えという悪癖は無くなり、場合によっては連絡と指示のみで、誰も出張せず現場に任せるケースも多くなりました。

つまり、うちの職場でJALを利用する機会は減少…JALさん売上になりません。

個人的には、先輩に貰った株主優待券を使って、スーパーシートで、羽田-伊丹間の短いサービスの間にビールを3本も4本も客室乗務員の方に運んでもらうとか…

激務がたたって、うつに陥って休職しているにも関わらず、そろそろ、うつの卒業旅行だとばかりに、B747スーパージャンボに乗ってアラスカまでオーロラを見に行くという、なんだか、ちまたでいう「新型うつ」の人みたいな行動を取っている私でした。時差と気候差と興奮で、ただでさえ崩れている自律神経がフラフラで飛行機の中は苦しかったです。

無事、復職しましたが…私が休む前は、毎日終電当たり前、土日も出るぞ年中無休だった職場が、水曜日は定時退社ふだんも深夜残業禁止、休日出勤厳禁になっていました。私が産業医からもらっていた就業規制よりもきつかったりして。

かといって、仕事が減ったわけではありません。そんなことしたら、うちの売上が上がりません。人は減っています。時間もありません。早く帰っても精神衛生上よろしくない職場です。でも、基本、好きなことを仕事にしている人も多いので何気に進んでるのでしょう。効率や合理性を考えると?なところもありますが。

今では、どんなに仕事があろうと、原則、毎日定時退社と規制されています。私は、少ないお金を本や映画や気になった人の講演を聞きに自己投資(浪費という説もあり)しています。

現在でも羽田-伊丹間でも数席、ファーストクラスという謎の高級席があるのですが、かつてスーパーシートと呼んでいたものはクラスJという、ちょっと良いだけの席になりました。
再建中にB747スーパージャンボは売り払われたはずです。

そして、なんとか再生して、利益の出る体質に変わり、時価総額としてはフェイスブックに次ぐ大型IPOだなんて言われていたりします。

確かに、ここ数年で利益は出ています。株の時価総額はANAより高い評価だとしても、売上はまだ負けていたと思います。それに、無駄をそぎ落として作った利益なので、今後の成長に繋がるかというと?な気がします。ですが、このままやっていけるなら安定した黒字体制になるのじゃないでしょうか。

フェイスブックは公開後、株価が暴落しました。JALに投資しようという投資家の人たちには投機的な動きは控えて欲しいなぁと思います。再生で国が儲かってるのに、俺にも寄越せなんて言わないでね。

映画"STAR WARS Episode 6 Return of Jedi"を上映当時に劇場で観た人は、サブタイトルを「ジェダイの復讐」と記憶していると思います。最近BD-BOXで知った人は「ジェダイの帰還」で知っていると思います。

Return of JAL…捲土重来とか臥薪嘗胆でなくリベンジでもなく…JALの帰還…鶴の恩返しを強制せずに見守れるといいなぁ。と思うのです。
一段落したら、わたしは一人の利用客としてか、個人投資家としてか、応援したいなぁと思っています。

MURAKAMI-TAKESHI-IN-THOSE-DAYS--------------
近頃の本 『史上最強の人生戦略マニュアル LIFE Strategies』フィリップ・マグロー著・勝間和代訳 私たちの今までの人生は私たちの何かがそれを選択してきたものである。私たちはこれからの人生に主体的に責任を持って生きていくには、心に仕込まれた巧妙な癖に意識的になりコントロールするのだ。
近頃の世 尖閣諸島問題に端を発した中国での過激反日デモ(てかテロ)。誰がブレてないのやら分からない日本の総裁選挙。AKB48じゃんけん大会。上戸彩 EXILE HIROと結婚。
近頃の私 自分の仕事はなかなか仕様が決まらず、始まらない。時間だけは無くなっていく。だけど、時間が無いから決めましょうは違うと思う。とかなんとか言いながら定時退社。