備える

台風直撃に備え首都圏厳戒 「残業せず帰る」

 梅雨の列島を台風が襲った。激しい風雨や突風で、被害をもたらした台風6号。首都圏も直撃に備えて厳戒態勢に入った。

 JR東京駅では11日未明、東海道新幹線の遅れで帰宅できない乗客のために、新幹線列車が宿泊用に提供された。この日夕は、仕事を早めに切り上げて家路を急ぐ会社員らの姿が目立った。東京都八王子市の男性会社員(37)は「仲間と『今日は残業をしないで、すぐに帰ろう』と退社した」。

 同駅前の八重洲地下街では、通常17人の宿直勤務者を倍に。非常階段6カ所に土嚢(どのう)を積み、監視カメラで雨量を監視した。年に数回は大雨で通路の一部が浸水する。施設管理部長の三ツ谷征布さんは「風向きで、雨水が入り込む場所や量が急に変わる。気が抜けない」。

 中央区のビジネスホテル「プレッソイン東銀座」(250室)には当日予約の電話が殺到。昼ごろには満室となったが、電話は鳴り続き社員は応対に追われた。

 法人向けに毛布や布団を貸し出す寝具会社(目黒区)への注文はふだんの3割増し。建設現場や工場などに200組以上を貸し出し、営業時間を延長した。

 避難港に指定されている神奈川県三浦市の油壷(あぶらつぼ)湾は、避難してきた漁船など215隻でいっぱいに。地元の男性は「船が衝突しないよう寝ずに見守りたい」と話した。

=====以上、2002/07/11のAsahi.comより

今朝はもう、台風一過でいい天気。

台風に備えて残業しないってのが、なんだねぇ。でも実際に備える業務の方は、台風が過ぎ去るまで残業なんだろうな。

とりあえず、普通の人は、家まで無事に帰り着けば、停電もこの頃、あんまり起こらないし、家は丈夫だから窓や屋根を補強するなんてこともないだろうし。

いや、別に、実際に被害にあうことを望んでるわけではないのだけれど、、、カタストロフとカタルシスを勘違いしてるのかもしれない。