吸いたいの?

携帯電話の支援ネットで禁煙成功6割 学会で報告へ

…略…

 このシステムは、携帯電話のインターネット接続機能を利用している。阿部講師と小学館(本社・東京)が共同開発し、昨年2月からJ−フォンで始めた。

 参加者は毎日、禁煙日誌をつける。文字を書く必要はなく、「きのうはたばこを吸いましたか」などの画面の質問に沿って電話のボタンを押すだけでいい。禁煙を実行できたかどうか、日々のデータがシステムのコンピューターに蓄積される。

 どうしてもたばこが吸いたくなった時は、ボタンを押してSOSを発信する。すると、蓄積されたデータをもとに個々人の状況が分析され、「水を飲んで気分転換してみたら」など、その人に合った具体的なアドバイスが画面上に表示される。

 情報料は月260円。病院などで禁煙カウンセリングを受けるのに比べて手軽なことなどから、2月上旬時点で、利用者は20〜30歳代の会社員や主婦、学生らを中心に約6千人にのぼった。

 調査は、昨年夏から秋にかけて挑戦した男女345人が対象。プログラム終了時(平均で約67日後)の禁煙継続率は61%だった。阿部さんは「禁煙外来では、一般に終了時の禁煙継続率は3〜5割。対象者が違うので単純に比較はできないが、予想以上に高い成績で驚いた」と話している。

 「喫煙はクサイ、汚い。カッコいい自分を取り戻しましょう」など、画面に表示されるメッセージは、禁煙外来で実際に医師が「患者」に語りかけている言葉がもと。岡山県内に住む40歳代の男性運転手は、毎日2箱が手放せなかったが、「やめられたのはリアルなメッセージのおかげ」と小学館に喜びの声を寄せている。

=====以上、2002/03/18のAsahi.comより

私は非喫煙者なので、禁煙がどれくらい大変なのか、いまいちわかっていない。じゃぁ、禁酒で置き換えてみたらどうか。と思ってみたが、別に昼間、休憩時間に酒を飲むということはないので、ちと違う。

こういうのは、匿名のグループでみんなでがんばればやりやすいというのは聞いたことがある。携帯電話のネットワークは、その「匿名」の「同じような境遇の人」を「集める」ということに関しては、有効な手段と言えるだろう。