お天道様に聞いてくれ

東京海上が「お花見デリバティブ」開発 2月限定販売

桜に一喜一憂するのは春の常。開花の遅れや、お花見の時期の雨が商売に
響くとなれば、なおさらだ。そんな企業の需要を当て込んで、東京海上
火災保険が専用の天候デリバティブを開発。2月だけの限定企画で、旅館や
遊園地、お弁当の製造・販売業者に売り込んでいる。百貨店やアパレル
産業など、春本番の到来がずれ込めば影響を受ける業界の利用も見込む。

天候デリバティブは、掛け捨て保険に似た金融派生商品で、お天気のせいで
収益が落ち込む可能性のある企業に金銭補償する。今回開発した新商品は
「桜前線」と「お花見日和」の2本だて。「桜前線」は、開花日前後に
低温の日が一定の日数以上あった場合に補償金が受け取れる仕組みで、
開花の遅れが収益減につながる企業の備えになる。「お花見日和」は、
桜が咲いている間に雨の日が多かった場合に補償金が出る。

五稜郭の桜で知られる北海道函館市を例にとると、過去の平均的な開花日は
5月2日。その前後の3月29日から5月16日までの49日間を観測対象
期間とする。「桜前線」の契約をする企業は、保険料にあたるオプション料
約150万円を前払いし、平均気温7.5度以上の日が計24日間に達し
なかった場合に限り補償金を受け取る。金額は、下回った日数1日につき100万円。

7.5度以上の日が36日間あった98年や90年には4月22日に開花
した一方、11日しかなかった84年では5月23日まで開花が遅れた例が
あるという。84年のケースを当てはめると、
100万円×(24−11日)=1300万円の補償金が出る計算だ。

オプション料や対象期間、基準気温や日数は場所によって異なる。全国
80地点分を用意しており、企業はその中から、最寄り地点を選んで
契約することになる。

=====以上、2002/02/10のAsahi.comより

保険をかけるというのは、余裕があるからではないのか?
何かあったときに、大変困るという気持ちもあるかもしれない。

デリバティブってのはよく知らないのだけど、じゃぁ障害保険や生命保険
ってのは自分の体調に対するデリバティブ?

金融派生商品って単語もいまいちよく分からないのだけど、商品なんだから、
売れば、その会社、儲かるんだろうなぁ。いや、お天道様のご機嫌に
よっては、損するのかもしれないなぁ。