偉大なるジャイアント

肖像権問題でリングアウト負け? ジャイアント馬場さん

身長209センチ。プロレスラーの故ジャイアント馬場さんの等身大の人形が
12日、江戸川区総合区民ホールで開かれた「第3回産業ときめきフェア」で
展示された。赤いパンツに高く右手をあげた、現役時代をほうふつさせる姿に、
オールドファンから子どもたちまで大喜び。でも残念。ある事情で、1日で
消えちゃった−−。

フェアは、区産業振興課が事務局となり、製造業を中心に区内外の129企業
・団体が参加、製品の展示や実演などをする企業展。

馬場さんは99年1月に61歳で亡くなった。人形は、全日本プロレスがファン
の声にこたえ、区内の工芸会社に制作を依頼した。写真などをもとに原型を作り、
馬場さんの夫人が表情などを監修した。ももの太さや手足の大きさなどはほぼ
原寸大だ。皮膚に浮き出たあばら骨など細かい点もリアルに表現されている。

フェアでは、この会社が、記念に社内に保管していた1体を出展した。

ところが、展示後、全日本プロレス側の許可を得ないまま展示していたことが
分かり、夕方、撤去された。

関係者によると、Tシャツやタオルなど馬場さんグッズは今も人気を呼んでいる。
だが、海賊版のTシャツやビデオなども出回っており、肖像権侵害問題も起きて
いる。このため神経をとがらせたようだ。

馬場さんの肖像権は全日本プロレス社長の夫人が持っている。

=====以上、2001/10/14のAsahi.comより

赤いタオルは猪木さんの方だが、赤いパンツはジャイアント馬場。

夫人が監修までしたのなら、まったく海賊版でもなかろう。

偉大なるジャイアントを称えて、展示したらよかろう。フェアを振興する意味でも。

熱狂的なファンが盗み出そうとしたら、人形が動き出して、ココナッツクラッシュ
や、かわずがけを仕掛けて、最後は16文キックだったりしたら、おもしろいのにな。