学ぶ意欲

やる気ない学生に「早期退学勧告します」 
山梨大工学部、今年度から

やる気がない学生は退学を。山梨大工学部(甲府市)は今年度から、取得単位が
あまりに少ない学生に「早期退学勧告」をする制度を設けた。大学が「レジャー
ランド化」するのを食い止めるのが狙い。ただし退学後、社会人経験を積み、
もう一度学びたいと思えば復学できる。

退学勧告は、年度末などの取得単位を基準にする。卒業には130単位が必要
だが、2年目の夏学期終了時は30単位、2年目終了時は40単位、3年目は
55単位、4年目に70単位に達しないと「学ぶ意欲がない」とみなし、病気
など特別な事情がない限り退学を勧める。

一方で、在学時に取得した単位は復学後も有効とする。2年以上たってから
復学することも可能だ。

文部科学省によると、無条件で復学できる早期退学勧告制度は珍しい。山梨大の
伊藤洋・工学部長は「学ぶ意欲のない学生は大学に置いておけない。社会に出れ
ば学ぶことの意味が分かるはず」と話している。

=====以上、Asahi.comより

勧告の強制力がどれほどなのか知らんが、いるのかどうかしらないけど、
いい加減なのにプライドは高いなんて人にしか意味ないんじゃないのか?
と思ったりする。

社会に一旦出て、復学しようってことは、よっぽど、いわゆる特定の研究目的
があるのでなければ、単に、逆に、社会から中途いや、初歩でリタイアすること
になりはしないか。

社会的に言うなら、収容スペースに問題はなく、授業料もしっかり収められる
なら、置いといてあげてもいいのではないか。たぶん、授業なんか出てこなくて、
特別、授業妨害とかするのでないのだろうから。

「学ぶ意欲」とか、なんか高邁なこと言われてるようだが、どこか、「管理主義」
っぽい響きがする。ま、それは学校出ても、多くの社会ではそうだと思う。

学校で学んだことが、なんの役に立つか?たぶん、昔から、つい反抗的に、
そう言ってしまいそうな話なのだけど、たしかに、未だに九九を覚えているけれど
「学んだこと」は、ほとんど役に立たなくて、「「学ぶ」って行為をした」つまり
「頭の使い方」を学んだじゃなかろうか。と思う。

って、頭をうまく使えてたら、別に困らないのだけど、いや、困るってのも
大事な頭の使い方に違いない。