対岸の家事

家事しない夫、共働きでも2割
2006年06月09日23時07分
 妻がフルタイムで働いていても夫の2割はまったく家事をしていない――。こんな実態が9日、社会保障・人口問題研究所が発表した「全国家庭動向調査」でわかった。

 調査は03年7月、約1万4000世帯を対象に行われ、各世代の妻からの回答7771人分について分析した。

 夫婦の家事分担について、妻がフルタイムで働いている世帯では、夫がまったく家事に参加しない世帯の割合は20.6%にのぼった。1割以下しか分担していない世帯を合わせると全世帯の約半分に達した。

 専業主婦世帯では妻への依存度はさらに高く、35.3%の夫はまったく家事をしていなかった。

 育児では、子どもが1歳未満でもっとも手がかかる世帯でも、半数以上の夫が1割以下しか育児を分担しておらず、まったく育児に関与しない夫も9%いた。夫が育児に参加する割合が高いほど、妻が第1子を出産した後も仕事を続ける割合が高い傾向があった。

 意識面では、「夫も家事や育児を平等に分担するべきだ」とした妻は82.8%で、前回より約6ポイント増えた。夫が役割を果たしてくれることを期待する妻は逆に約41%と、前回より6ポイント以上低くなっている。

 夫の帰宅時間は遅くなっており、特に子育て世代でその傾向が強い。20歳代の妻の夫の21.6%、30歳代の妻の夫の25%が午後10時以降に帰宅しており、いずれも前回の調査よりも5ポイント近く増えた。一方、20歳代の妻の夫で午後8〜9時に帰宅するのは15%と、前回よりも約4ポイント減っている。「長時間仕事に拘束される夫に家事・育児の分担を求めるのは無理」という妻の側のあきらめもあると見られる。

http://www.asahi.com/life/update/0609/008.html

ぼくの見出しに書いたのは、たしか、南伸坊さんの本のタイトルである。内容は忘れた。読み返そうかと思ったが、どこにしまったか分からない。整理整頓も家事のうちだろう。
「フルタイム」というのは「パートタイム」の逆の言葉なのだろうか。正社員ってことだろうか。それとも、いわゆる定時内勤務ってことだろうか。
私事であるが、退院からこっち、残業規制がかかって、早く帰ってるので、部屋を掃除してみたり、料理してみたり、最近は、仕事というより、趣味の家事の様相を呈している。妻も子供もいないので、家庭には人間関係が発生しないので、負担ははるかに小さいのだろう。手を抜いたところで、迷惑のほとんどは自分にかかる。
職場から30分しかかからない所に住んでいる私でさえ、帰宅して少ししたら、あら、もう日付が替わりそうだ。と思ってしまうのである。遠距離通勤している人は、どんな気持ちで日々過しているのだろう。と思う。毎日5時半で帰る人は、どんな気持ちで過してるのだろうと思う。