カレー屋に入ったつもりが

お寿司屋さんのようであった。よくわからないので、お勧めなやつを出してもらおうと思ったら、お店のおにいさんが躊躇してるので、どうしたのと聞いたら、高いのはほんとうに高いですよ。ということだった。なんか脂がたくさん乗ってる魚を揚げたのが乗っかってるのが一つ5万ということだった。?揚げ物を乗せて寿司か?じゃぁ、それはいらないから安いところで、と言った。
お店の奥では女の店員さんが中国語のような言葉でオーダーを通しているらしかった。にぎり寿司ひとつ食べたあと、なにやら、大量のごはんと、何膳もの箸と、汁物とお椀が出てきた。茶漬けのバリエーションだろうか、ひとつずつ新しい箸を使うのが流儀なのだろうか。横の席でぐったりしていたお店のご主人らしい人が、解説してくれたがよくわからなかった。
ご主人は「元気が出てきたぞ。」と何やら着替えて、調理場の方に入っていった。けど、弟子らしき人に怒鳴っているだけのようだった。ろくに食べ終わらないうちに、お店の中の明かりが消された。ん?閉店時間ですか。お勘定を払おうとしたら、ご主人が、「貸しとくよ」と言うのだが、いきなり借りをつくるのもなんだし、ツケが利くほど常連じゃないし、というか一見だし。気づくと、お店の鍵は閉めてないのに、お店の人はいなくなっていた。
帰りはなんだかバスに乗った気がした。そこでもなにかあったような気がするが忘れた。自分ちに着くと、さっきの謎の店から請求書が届いていた三千四百いくらかだった。