要介護

全国自治体に介護保険料減免の動き 満額徴収開始を前に

65歳以上の高齢者の介護保険料が、10月から全額徴収される。
これまで半額に抑えられてきた保険料が一気に2倍となるため、
全国の自治体で低所得者の負担を独自に減免する動きが広がっている
ことが、朝日新聞の調べでわかった。減免は東京23区で9月までの
1区が10区に、道府県庁所在市でも8市から16市に倍増する。
厚生労働省は無原則な減免を認めていないが、自治体側は「負担を
軽くしないと住民の理解が得られない」と、あえて「反乱」に踏み切る
ことにしたところもある。

介護保険が始まった昨年4月から半年間、高齢者の保険料は全額免除、
10月からの1年間は本来の半額とされた。この間、保険料の不足分
には税金が充てられた。高齢者の反発を恐れた政治判断からだったが、
来月からは本来の全額となる。保険料は自治体や所得などによって
異なるが、65歳以上だと全国平均で月額約2800円。

…略…

=====以上、2001/09/23のAsahi.comより

介護という単語は、ここのところ目立ってきた話で。高齢者の介護は
いずれみんなが高齢になるのだろうけど。高齢になる前の介護について、
保険屋さんがしきりと保険商品を勧めてくださる。

説明を聞いてみると、昔なら亡くなっていたようなケースでも、医学の
進歩によって治る場合が多くなってきた。しかし、治るまで入院期間が
長くなることもある。そのため治療費がますますかかる。だから保険が
必要ということだ。

なんだかマッチポンプな気がするが、生保屋さんがしきりと訴えるところ
の「生きるための保険」だが、生きていると、生きるための保険の保険料を
生きている限り払わなければならなくなる。ま、生きてる限りとまでは
いかず、60歳くらいまで払って80過ぎくらいまで保障を受けるという
のが一般的らしい。

私が60になるには、まだ30年くらいあるが、その頃には、医学がどう
進歩し、保険商品がどう変わり、社会はどうなってるのか。よくわからない
ので生保に入る気がしない。保険屋さんに言わすと、「どうなるかわからない
からこそ、それに備えるのが保険です」となるわけで、平行線をたどるのだ。

収入源がないのに、負担となると大変だろうな。くらいは思う。