金の価値

ロンドン金、25年ぶりの高値更新
2006年01月14日07時45分

 13日のロンドン自由金市場の金塊相場は大幅続伸し、前日終値比10.20ドル高の1オンス=556.30ドルと、25年ぶりの高値を更新して引けた。UBSのアナリストは「現物需要はないものの、流動性に乏しい中、ファンド筋や投機筋が買った」と指摘。イランの核開発問題やドル安が若干地合いを押し上げた可能性があると語った。(時事)

http://www.asahi.com/business/update/0114/008.html
私は、金塊にはあまり興味がない。従って、どうしてそれにそんな価値があるのか分からない。でも、お金だって、みんながお約束を共有しているから、あんな紙切れや小さな丸い金属に価値があるのである。この頃は、カード決済とか、ネット取引なんてしちゃうから、物としてのお金も使わず、数字だけで物を買えたりする。そう、お金だって、価値という情報なだけで、貨幣そのものになにか特別なものがあるわけではない。
ロンドンだけど、ドルなのね。オンスっていくらだ。訳のわかんねぇ単位使いやがって、ま、kgだって、みんなのお約束でなじんでいるだけに過ぎない。少し調べてみる。金の重さの場合は1オンス=31.1035gなんだそうだ。なんで金の場合と普通の重量が違うのだ。追求はしない。
で、なじみの単位に換算してみる。1ドルはとりあえず114円で換算する。すると、31.1035gが63418.2円。1円玉はアルミの硬貨で1g。これが金だとすると、2038.9円。え?なじみの単位のはずなのに、実感がわかない。
アルミと金では比重が違う。アルミが2.7で金が19.32。とすると、1円玉と同じ大きさの偽造硬貨を金で作ると7.16円分の重さになるが、お値段は14590円になる。ますます実感がわかない。
重さそのまま、直径だけ合わせたとすると、厚みは元の1円玉が2mmくらいあるから、厚み0.3mmの丸い金の薄板になるということか?1円分の金で直径をあわせると、厚みは0.14ミクロンの金箔ということになるのか?